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2009年4月13日 (月)

『大恐竜展 知られざる南半球の支配者』

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「DINOSAURS OF GONDWANA」とあるように、かつて地球上にあったとされるゴンドワナ大陸にいた恐竜の特集が、今回の恐竜展の趣旨である。

ジュラ紀後半に蝶大陸パンゲアが北半球のローラシアと南半球のゴンドワナに分裂し、ゴンドワナには南米、アフリカ、オーストラリア、そして南極大陸などがあり、恐竜化石では、共通した特徴を持った化石が多く発見されてきた。

今回の目玉はパンフにもある「マプサウルス」で、日本初上陸と謳っている。
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この恐竜はゴンドワナの典型的な肉食恐竜であるが、化石は大小様々な個体が集中して発掘現場から発見されている。他の種の恐竜化石があまり発掘されていないことからも、肉食恐竜には珍しく群れで生活していたと考えられている。

今回の恐竜展では大小2個体が並んで展示され、その成長過程が分かるような説明がされている。

しかし、ワタシにとっての目玉はマプサウルスでなくて、南極大陸から発見された「クリオロフォサウルス」。
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頭にトサカのような突起が見られ、南極でよく発見される種類である。
あの極寒の地が、かつては恐竜が住む楽天だったという事実が感じられた。

その他にも、孵化前の卵の中の恐竜の化石とか、ゴンドワナで発見された翼竜など、貴重な標本がこれでもかというぐらいに並んでいる。
そして、最近発見された日本の恐竜化石なども展示されていた。

惜しむらくは、全身復元標本は何%の化石が発掘されている、という説明が少ないのが物足りない。
やはり復元模型は「発見された化石と近縁種の化石から推測して復元したものである」というのを書くべきだろう。

春休み最後の週末と言うことで子連れの家族が多くて混んでいたが、国立科学博物館にて6/21までやっているので、お休みの時にでも是非足を運んで頂きたい。

追伸:科学博物館の日本館では、上野動物園で飼育されていたパンダの説明が剥製とともに展示されていました。
   カンカンは貸し出し中でしたが、リンリン、トントン、フェイフェイなど、懐かしい顔ぶれでした。

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コメント

孵化前の卵にひかれます。
ゴールデンウィークは混んでいるだろうな~

うーん、TBが送れない・・・。

なぜでしょう?
設定では規制してないんですけど...

いよいよ今日で終了ですね。
もう一度見に行きたかったけど、仕方ないかな。


皆さん、今度は幕張メッセですよ!

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