『英国王のスピーチ The King's Speech』
スピーチできない男が、国王になった。(パンフより)
吃音に悩む英国王ジョージ6世という実在の人物が、自ら克服し、国民の前で見事なスピーチを行うまでの過程を描いているのだが、話はそんな簡単なものではない。
このジョージ6世は父親でもある国王ジョージ5世の次男で、現女王エリザベス2世の父親である。
本来なら国王になることは無かったはずなのに、兄の前王エドワード8世が離婚歴のある人妻との恋を選び、即位して1年もしないうちに退位したため、国王にならざるを得なかった。
さらに、第二次世界大戦を目前にして、戦争という重大な決断をしなければならない重圧もある。
そして吃音。
この重圧に耐えられたのは妻エリザベスの支えと、吃音の治療に当たったライオネルの二人の存在が大きい。
本作はこの二人がどのようにしてジョージ6世を支え、そして世界大戦を目前に不安に駆られる国民へのスピーチを成功させるまでを描いている。
事実とオリジナルを織り交ぜているのだろうが、本作品は感動的に仕上がっていた。
アカデミー賞を4部門で受賞するのも納得です。
ワタシ個人としては、もう少し英国の町並みなども見たかったなぁ。行ってるだけにね。
« アタックチャンス 児玉清さん死去 | トップページ | こりゃゴイス! »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 『首』(2023) ネタバレ注意(2023.12.01)
- 『G -1.0』(2023) ネタバレ注意 #ゴジラ(2023.11.03)
- 『アントニオ猪木をさがして』(2023)(2023.10.09)
- 『劇場版CITY HUNTER シティーハンター 天使の涙エンジェルダスト』(2023) ネタバレ注意(2023.09.08)
- 『君たちはどう生きるか(2023)』ネタバレ注意(2023.07.17)
コメント