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2012年2月

2012年2月21日 (火)

『はやぶさ 遙かなる帰還』

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昨年秋、竹内結子主演バージョンの『HAYABUSA はやぶさ』(当ブログ)が公開されましたが、「はやぶさ」関連映画の第二弾は渡辺謙主演の本作です。

本作はプロジェクトマネージャーの川口淳一郎氏(劇中:山口駿一郎)を渡辺謙が演じ、渡辺謙を中心にはやぶさの打ち上げから帰還までが描かれています。

竹内バージョンは、架空の女子大学院生と現JAXA名誉教授の的川泰宣氏を中心に話が進んでいましたが、本作の中心はやっぱり川口氏ですね。

若干、強引なやり口でプロジェクトメンバーを巻き込みながら、次々とおこるトラブルを「責任は私が取ります」と言って、スタッフにトラブル回避を挑戦させてきました。
そうしたことが、はやぶさを地球に帰すことができた理由なのでしょう。

人類史上初のサンプルリターンには、日本の科学力でもここまでできるのだというアピール、そして当時の最高技術を結集しても起こってしまうトラブルへの回避能力、そして予定通りとは行かないまでもイトカワの岩石粒の回収の成功と、さまざまな実績を残したことは事実です。


さて、本作は川口氏を中心としたプロジェクトメンバー。
特に「イオンエンジン」の担当者であるJAXA教授の國中氏(劇中:藤中先生[江口洋介])とNECサラリーマンの堀内氏(劇中:森内[吉岡秀隆])のやりとりに、結構時間が割かれているような気がします。
確かにイオンエンジンにある回路を組み込んでいたおかげで、はやぶさは地球に帰ってこれたのですから。
さすがに「こんなこともあろうかと」というセリフは聞かれませんでしたが(^_^)

あとは朝日新聞科学部記者の井上(夏川結衣)とその父親で町工場の社長東出(山崎努)の父娘がメンバーに絡んできます。
娘ははやぶさの取材をし、父は町工場ではやぶさのパーツの試作品を作ってきたということですが、もう少しメンバーと絡んでも良かったかなぁ。

川口氏がはやぶさの無事を願い飛不動尊で祈祷してもらったときに、東出と出会い会話をするシーンは良かったですけど。

監督は「鉄道員」の瀧本智行、音楽は全盲でありながら外国のピアノコンクールで優勝した辻井伸行。
そしてキャストも的川氏(劇中:丸川)の藤竜也をはじめ、石橋蓮司、小澤征悦、嶋田久作、長嶋一茂などそうそうたる面々が出演しています。

2012年2月19日 (日)

節分射会

節分射会
今日は寒さの底と言われてましたが、そんなに寒くなく助かりました。

2月の射会は「節分射会」と言って、競技と鬼面を的にした遊びをしました。


が、手の内を直しているのでぼろぼろでした。

×○ ××××

しかも四本目は、矢こぼれして落としてしまいましたし。


ところが、飛賞で賞品を貰っちゃいました(-.-;)

もう少し手の内が改善しないとなぁ。

2012年2月12日 (日)

『日本列島 いきものたちの物語』

『日本列島 いきものたちの物語』

これまで「ディープブルー」「アース」「ライフ」など、数々のネイチャー映画がありましたが、ついに日本でも制作されました。

海外の映画は自然の厳しさや神秘さをメインにしていますが、本作では身近な日本の生物の「親と子の物語」がメインと感じた。

・知床半島のヒグマの親子
・釧路湿原のキタキツネの親子
・下北半島のニホンザルの親子
・六甲山地のイノシシとウリボウ
・屋久島のサルとシカの交流
・襟裳岬のアザラシの出産
・沖縄のクマノミの子育て

…などなど、たくさんの映像が流れてくる。しかし親子の物語には、ほほえましいモノだけでなく悲しみを誘うシーンも多い。

子が死んだことに気付かず、いつまでも寄り添う母親…
母親を失い、厳しい自然を一人で生き残らなければならない子供…

確かに、前出の海外の作品では、普段からお目にかかることができない生物の貴重な映像がこれでもかと流れてくる。
しかし、本作は身近な生物だからこその追跡映像が、ある意味貴重に思われる。

エンドロールには撮影風景が流されるが、たくさんのネイチャー写真家などの努力のたまものである。
是非、映画館で見ていただきたい。

なおナレーションの方々の印象はとくにありませんでした。
あと、以前、沖縄で世話になったダイビングショップの名前が出てたので、ちょっとビックリでした。

2012年2月11日 (土)

『ブラック・ジャック 青き未来』完結

以前、あの手塚漫画の傑作「ブラック・ジャック」の新作の話題を当サイトにて出しました。

ブラック・ジャック(以下BJ)の過去の作品をリメイクしたのではなく、「寄生獣」の岩明均先生脚本の新作です。
作画は、ホラー漫画をよく書いている中山昌亮先生が、手塚キャラをまねて書くのではなく、うまくアレンジして書いています。

設定は50-60代?のBJで、天才的な外科手術の腕前は変わっていないが、突然に昏睡状態に陥る奇病を患い、手術中でも昏睡に陥ってしまうため、特殊な薬を打たなければならない。
だが、さすがのBJはそれすらも取引の手段とし、高額報酬を手に入れるそのやり方は老獪さが加わった感がある。

そんな設定ですが、BJの奥さん(自称)ピノコは出てきません。が、クロエという難民キャンプの日本人女性医師が出てきます。

独裁者ムタリロの延命治療を、自分の病気を取引のネタにして2億ドルの報酬と引き替えに無事に成功させる。
しかし、手術終了とともに参謀長ソルニに拘束され、昏睡状態に陥ってしまう。

政府高官のアヤラは反政府軍と通じ、国家転覆を企てているようだが、反政府軍リーダーのサマムは独裁者を延命させようとするBJにも嫌悪感を抱いている。
そんな中で、BJを知るクロエは反政府軍と行動をともにする。

反政府軍の革命は成功し、クロエは昏睡状態のBJの元にたどり着き、無事を確認するとともに、安全な出国を確約する。

そして眠るBJの頬にキスをすると
「ブラック・ジャック先生 愛ちてゆ」
との言葉を残して去っていった。

昏睡状態のBJは、昔の懐かしい夢を見ていた。
クロエの話を聞いたときに、「彼女も元気でやっているか」と嬉しそうにつぶやくのだった。

と、まあこんな感じの物語だったのですが、最後の台詞でクロエが何者だったかが分かりますよね。

今まで、いろいろなBJのリメイク漫画はありましたが、本作は凄い脚本だと思います。
せっかくリメイクやるからには、これぐらいやっても良いんじゃないかと思いました。

2012年2月10日 (金)

千葉の被災地

あれから11ヶ月、一年近く経ちました。

千葉県東端の銚子、飯岡、旭のあたりも津波による犠牲者が出ていたと聞きます。


先日、海岸線に近い道路を走ってきました。

ガレキなどは多くが撤去され、新しい住宅も建設され、食堂や土産屋なども経営しているところがありました。
しかし、まだ津波の傷跡が多く残されていました。


津波によって破壊されたのであろう住居跡、土台しか残っていない。

海岸に面した国民宿舎。再開の目処も立たず、一階の窓にはベニヤ板。
同じように取り壊すのか、改装するのか、それも分からず、ベニヤ板が貼られている民家、倉庫…


銚子漁港にあるポートタワーやウォッセ21にも津波は届いたらしい。


幸いにして豊海海岸付近は九十九里有料道路が防波堤の役目を果たし、国民宿舎付近にはそんなに津波は来なかったらしい。


写真を撮る余裕がなかったのだが、興味本位で写真を撮ることには気が引けてしまった。


だけど、銚子も、飯岡も、旭も、九十九里周辺の人たちの、あの被害を乗り越えてしっかりと生活している姿を見て、ただただ脱帽であった。


しかし、千葉の九十九里でこの有様だったのだから、東北の津波による被災地のことを思うと…

決して忘れてはいけない。
そして、何らかの形で協力してあげたい。

そう強く感じたのでした。

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