『ブラック・ジャック 青き未来』完結
以前、あの手塚漫画の傑作「ブラック・ジャック」の新作の話題を当サイトにて出しました。
ブラック・ジャック(以下BJ)の過去の作品をリメイクしたのではなく、「寄生獣」の岩明均先生脚本の新作です。
作画は、ホラー漫画をよく書いている中山昌亮先生が、手塚キャラをまねて書くのではなく、うまくアレンジして書いています。
設定は50-60代?のBJで、天才的な外科手術の腕前は変わっていないが、突然に昏睡状態に陥る奇病を患い、手術中でも昏睡に陥ってしまうため、特殊な薬を打たなければならない。
だが、さすがのBJはそれすらも取引の手段とし、高額報酬を手に入れるそのやり方は老獪さが加わった感がある。
そんな設定ですが、BJの奥さん(自称)ピノコは出てきません。が、クロエという難民キャンプの日本人女性医師が出てきます。
独裁者ムタリロの延命治療を、自分の病気を取引のネタにして2億ドルの報酬と引き替えに無事に成功させる。
しかし、手術終了とともに参謀長ソルニに拘束され、昏睡状態に陥ってしまう。
政府高官のアヤラは反政府軍と通じ、国家転覆を企てているようだが、反政府軍リーダーのサマムは独裁者を延命させようとするBJにも嫌悪感を抱いている。
そんな中で、BJを知るクロエは反政府軍と行動をともにする。
反政府軍の革命は成功し、クロエは昏睡状態のBJの元にたどり着き、無事を確認するとともに、安全な出国を確約する。
そして眠るBJの頬にキスをすると
「ブラック・ジャック先生 愛ちてゆ」
との言葉を残して去っていった。
昏睡状態のBJは、昔の懐かしい夢を見ていた。
クロエの話を聞いたときに、「彼女も元気でやっているか」と嬉しそうにつぶやくのだった。
と、まあこんな感じの物語だったのですが、最後の台詞でクロエが何者だったかが分かりますよね。
今まで、いろいろなBJのリメイク漫画はありましたが、本作は凄い脚本だと思います。
せっかくリメイクやるからには、これぐらいやっても良いんじゃないかと思いました。
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