『おかえりはやぶさ(2D)』
あの「はやぶさ」三部作?の最後を飾る『おかえりはやぶさ』です。
本作は唯一3D上映だったのですが、残念ながら時間の都合で2Dで観てきました。
一作目は架空の女子大学院生と現JAXA名誉教授の的川泰宣氏を軸に「はやぶさ」の物語を、二作目はプロジェクトマネージャーの川口淳一郎氏とはやぶさチームのドキュメンタリータッチでしたが、三作目の本作ははやぶさプロジェクトに、父子の確執、家族の絆など、「はやぶさ」に色々な想いを重ねた作品になっております。
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本作は火星探査機「のぞみ」の失敗を引きずった話になっており、プロジェクトマネージャーの川口淳一郎氏(本作では江本智彦:大杉漣)は、「はやぶさ」は絶対に成功させると決意します。
そこに「のぞみ」のプロジェクトマネージャー大橋伊佐夫(三浦友和)と「はやぶさ」イオンエンジンのエンジニアである息子大橋健人(藤原竜也)の確執と、JAXAスタッフの岩松(田中直樹)とその息子風也(前田旺志郎)、母多美(守口瑤子)の絆、そして若手スタッフ(杏)たちの「はやぶさ」にかけた想いを描いています。
そのため前2作に比べて、プロジェクトマネージャーの川口氏や的川秦宣氏(劇中増沢公孝:中村梅雀)、イオンエンジンなどの担当スタッフはあまり目立ちません。
最後はさまざまな人たちの想いをのせた「はやぶさ」の地球帰還で終わります。
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本当なら3Dで観た方が良かったのかもしれません。
でも前2作と比べるのなら2Dでも良いかも。
お子様と観るなら、本作は良いかもしれませんね。
個人的には、杏がむりやり女子高生のコスプレ?してましたが、ちょっと苦しいかなぁ。
立場的には一作目の竹内結子みたいなものでしょうが。
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それにしても、何度見ても「はやぶさ」の地球帰還のシーンは感動するなぁ。
実際にオーストラリアのウーメラ砂漠の近くで、星空を見上げて見てみたかったです。
これで一連の「はやぶさ」企画もとりあえずは終了でしょう。
今度は「はやぶさ2」プロジェクトが無事に行われることを祈るばかりです。
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» 『おかえり、はやぶさ』(2012) [【徒然なるままに・・・】]
小惑星探査機<はやぶさ>を題材にした3本目の実写映画。
真打ち登場、と言いたいところだけど、こういうものは旬が大事、早い者勝ちって部分が少なからずあると思う。
3本の中で一番フィクション要素が強いのかな、もはや<はやぶさ>じゃなくても良くなってきてる。
主人公がプロジェクトの中心人物ではなく、かといって他所者でもないという中途半端さは、他の2本との差別化の意味では面白いのだけど、自信過剰で大言壮語する嫌なヤツで、確かに能力はあるんだろうけど一緒のチームで仕事はしたくないよな、というタイプ。... [続きを読む]
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