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2012年3月 4日 (日)

野口健さん講演会

あの登山家で有名な野口健さんの講演会に行ってきました。
「富士山から日本を変える 今の社会にもとめられていることとは」

野口さんは五大陸最高峰制覇を若くして成し遂げただけでなく、ヒマラヤ(エベレスト)の清掃登山、富士山の清掃登山、シェルパの支援、日本兵の遺骨収集など幅広く活動されています。

バラエティ番組では、ヒマラヤ登山などを実際にしてきた人にしか分からない話を織り交ぜ、面白い発言を連発しています。
ツイッターでは「夜の冒険王」などと自分を称していますが(^_^;)

今回は千葉県環境大使としての一環でもあるようです。

はじめに野口さんの活動をまとめたビデオが17分ぐらい。
続けて野口さん本人が2時間超ノンストップの講演(この間、用意された水も一切飲まず)。
終了時間は十数分オーバー。最後の方は、袖からスタッフにせかされていたようでした。

TVやツイッター上での面白そうな人柄はそのままに、講演のタイトルの内容よりは、清掃登山や遺骨収集を通じて、「生と死」というものを考えさせるとともに、環境問題にどのようにして取り組むべきか、といった内容を、飽きさせずにポンポンポンっと話してくれました。

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野口さんの自分の生い立ちから始まり、どのようにして登山家になり、ヒマラヤや富士山の清掃登山や遺骨収集をするようになったかを話してくれましたが、その中で野口さんは、環境問題を自分の力で何とかしてやろう、なんて意気込みは一切無かったそうです。
野口さんは動機は何でも良いと話してました。

ヒマラヤ登山清掃は、かつて登頂したときに他国の登山家から「日本人はエベレストを富士山のようにする気か」と言われたことにカチンと来て、日本人がエベレストのゴミを無くしたら文句は言われないだろう、という動機から始めたこと。
富士山は、登山の訓練として冬山しか登ったこと無かったから、夏に行ってみて初めてゴミだらけ、と言うことに気付いたこと。それよりも五合目より下の樹海での不法投棄の方が酷かったこと。
野口さんの祖父から聞かされていた戦争の悲劇と、エベレスト登山で仲間の死を身近に見てきたことから、置き去りにされてきた日本兵の遺骨収集を取り組むようになったこと。

などなど…

そして、不純な動機でも構わないが、知ってしまったことで、何か行動ができないかと考えるようになったと話していました。

また、二者択一的な判断はいかがなものかとも話していました。
清掃登山や遺骨収集をやってきて、いろいろな軋轢があったそうです。
震災の原発事故についても少し話されましたが、何が何でも「脱原発」というのではなく、エネルギー問題など、いろいろな側面からも考えた方が良いと話していました。
<これについては同感でした。

最後に野口さんは、富士山の登山清掃では、一般の人が自分からゴミを拾うようになってくれて、五合目より上はゴミが無くなってきた、と話してました。
自分の活動がどんどん広がって、一般の人たちに伝わっていた。
自分のような活動はできないと思うけど、この講演や活動内容を広く伝えて欲しい、そうしたことで活動の輪が広がっていく、と話していました。

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実質、2時間半の非常に濃い講演でした。

私は、今は何もできません。が、そろそろ新たな挑戦を始める時期が来たと思っています。
これから色々なところで、この話をしていきたいと考えています。

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