『遺体 明日への十日間』
一本目は、東北大震災直後の釜石の遺体安置所についての作品です。
川を隔てて海側の地域は壊滅。
山側の住民は、地震の規模に戸惑いながらも、運ばれてくる遺体に直面していた。
そんな中で、民生委員の相葉(西田敏行)は、遺体に語りかけたり、さすってあげたりと、優しく接している。
その姿を見た市役所の所員や検死を行う石、看護婦達も一日もはやく遺族に会わせてあげようと、自分にできることを黙々とこなしていく。
そして二ヶ月後に遺体安置所は閉鎖されたが、まだ遺体は発見され続けている…
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ルポルタージュ「遺体 -震災、津波の果てに-」(石井光太氏)が原作である。
震災直後の報道されなかった現地の真実を描いている。
でも、現実はもっと悲惨な状況だったのだろう。
あれから二年が経過して、まだ先が見えない。
我々、日本人はなにやってんだろうか?
本作を観て、その思いがますます強くなっている。
ホント、自分には何ができるんだろうか?
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