『グレートジャーニー 人類の旅』(国立科学博物館 特別展)
以前、1993年南米最南端から自転車や手こぎ船、徒歩、ラクダなどの手段で地球上を移動し、2002年中央アフリカのラエトリ遺跡まで探検をした関野吉晴氏をご存じでしょうか。
そう、人類発祥の地とされるアフリカの太古のアファール猿人の足跡を目指して人類の旅を遡っていった関野氏の旅がグレートジャーニーです。
その特別展が、科学博物館にて行われています。
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関野氏が各地で体験した現地の住民との交流、食事、文化、そして旅の手段を紹介するとともに、人類700万年の進化の旅を紹介しています。
目玉は南米の先住民の干し首、エジプトより早くに確立されたチリのミイラ、関野氏が一から作り上げたカヌーなどです。
干し首やミイラはCTスキャンを用いた内部構造などにより、学術的な調査を行っていました。
とはいえ、この人達は生前はどんなことを考えていたんだろうと想いを馳せていました。
カヌーは文字通り「一から」作り上げていた。
そう、木を削る斧すら砂鉄から作り、その斧を用いて木を切り、カヌーを作り上げていました。
それで大海を渡ったんですから凄いです。
会場で流れていた映像も、人類が生きるために他の生き物を殺すのだということを隠しもせず、凄惨なシーンもある意味神聖な物に見えました。
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実はもう一つ目玉があります。
ラエトリ遺跡の足跡の猿人家族の復元模型です。
モデルはなんと、あの人!
そうですナイナイの岡村くんです。
始めはお遊びかと思いましたが、会場でのメイキングビデオを見ていると、スタッフも岡村くんも真剣に復元に取り組んでいました。
会場でもすごくリアルに見えました。
(画像は全て公式HPより転載しました)
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以前、TVで見てましたが、もの凄く壮大な人類の旅をようやっと、まとめて見られたような感じです。
(おまけ)
例によって例のごとく、上野は春真っ盛りです。
というか、今年は桜が早すぎるぅ!
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