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2013年8月14日 (水)

『少年H』

戦争の足跡が近づいてきた昭和16年、神戸で洋服の仕立屋を営む妹尾家の日常を描いた、原作者妹尾河童の自伝的作品を映像化したものである。

  
父盛夫を水谷豊、母敏子を伊藤蘭と実際の夫婦が夫婦役を演ずることに話題が集中していたが、長男H(妹尾肇)を演じた吉岡竜輝クンの顔つきが段々と大人になっていくのが良いですね。
H(画像は公式サイトより)
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太平洋戦争が勃発し、国民が戦争万歳になっていく中で、父親に助言を受けながら、少年Hは何が正しいことなのかを見つめていく。
しかし戦争が終わり、世間の価値観も一変し、何が正しいことなのかもわからず、父親の放心した姿を見て絶望してしまい、自殺を考える少年H...。
 
CMなどでは家族の再生の物語と言っているけど、歴史に翻弄された少年の成長の物語と言っても良いのではないでしょうか?
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それにしても爆撃のシーンは凄いです。
あれが焼夷弾というのでしょうか?あんな目の前に落とされたら腰抜かすでしょう。
あんな火が燃えさかる中で逃げることができた人達は、ある意味幸運だったのかもしれません。
 
私たちは戦争を知りませんが、あの映像を見ただけでも「戦争はいらない」と思います。
 
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昔から水谷豊&伊藤蘭のコンビというか軽妙なやりとりは好きだったから、本作の共演も嬉しかったですね。
でも、結婚してからこれまで、一切共演していないのがもったいなかったなぁ。
もう少し若いときにやって欲しかったっす。
しかし...さすがテレビ朝日の制作だよねぇ。
水谷豊の主演だからかもしれないけど、岸部一徳と國村隼がいるからね。
監督は降旗康男、他に小栗旬、早乙女太一、原田泰造、佐々木蔵之介が出ています。
4Kというのがイマイチよくわからんのだけど、海のシーンなど綺麗だったから、それが4Kの効果なのかなぁ?
是非、劇場でご覧下さいマセ。

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