『杉原千畝 Persona non grata』
6000人のユダヤ人を助けた外交官 杉原千畝(唐沢寿明)
大日本帝国の最大敵国であるソ連を知るためにモスクワ入りを目論んでいたが、Persona non grata(好ましからざる人物)とのレッテルを貼られ、モスクワ入りを拒否される。
その後、リトアニアへの赴任を命ぜられ領事館の開設に携わる。
そこで目にしたのはナチスドイツとソ連の緊迫した関係、そしてナチスに迫害されるユダヤ難民達。
行き先を失ったユダヤ難民はリトアニアに次々と流れてくる。
最後の手段が、日本行きのビザの発行だった。
千畝は難民達の姿を目の当たりにして、危険を顧みずにビザを発行し続けたのだった。
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ということで、実在の人物「杉原千畝」である。
以前、スピルバーグ作品に「シンドラーのリスト」と言う作品があった。
こちらは実業家シンドラーが自分の工場で働かせるという名目でユダヤ人を匿い、1200人を助けたという実在の人物であった。
また「戦場のピアニスト」という映画では、ユダヤ人のピアニストが逃亡生活の果てに、隠れていた廃墟でナチスの将校に見つかったが、その将校に匿われた。
ナチスのユダヤ人虐殺という、人道的に許されない出来事の中に、杉原千畝やシンドラーなどのように、ユダヤ人を助けようとする人物もたくさんいたということになる。
本作のエンディングで、杉原千畝に助けられたユダヤ人の子孫が世界中に広がっている、という。
人の善意が広まっていく、という世の中であって欲しい。
本作を観て、強く想ったのであった。
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