当ブログにて、「シン・ゴジラ」の初見について述べました(記事)。
で、まだそんなに経ってないのに2度目です。
前回は全くの情報が無い状態で見てきたので、興奮冷めやらぬでした。
それから皆さんのサイトを拝見しながら、ああそのような見方があるのか、と感心しつつ、落ち着いた心境の中で、いろいろと綴ってみます。
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最近のSNS上では、漫画家・島本和彦先生が、
「庵野……オレの負けだ…… #シンゴジラ」と発言。
さらに「シン・ゴジラ観ながら『ああ~!!やめろ庵野!!俺の上を行くな~!!!!』と崩れ落ちるまさにあの心境を味あわせてやりたい!!いや、味わってもらいたい!!」
と発言されています。
それほど、同業者の度肝を抜くほどの衝撃だったんだなぁ、と思いました。
「ゴジラ(1954)」を初めて見たときに、当時の方々はまさにそのような心境だったのでは無いでしょうか?
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で、本作は「現実ニッポンVS虚構ゴジラ」とあるように、もし巨大不明生物(大災害)があったら、我々ニッポン人はこうやって立ち向かっていくんだ、という宣言のように見えます。
「破壊と創造」
日本はこうやって立ち上がってきたんだ。
そこに本作の意義があるのではないでしょうか?
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そして、本作はゴジラは完全CG。
中のヒトは野村萬斎(モーションキャプチャーのヒトね)
あの、ゆっくりとした足運びは能の動きなのかな?
それにしても破壊光線?熱線?の放射シークエンスは、まさしく巨神兵。
特に口を大きく開けてから、アゴが○○するところや、始めの火炎放射から光線への変化。
巨神兵の実写映画を思い出しました。
そして本作のゴジラは、今までのゴジラの中で最強かもしれない。
背中のヒレから放射状に発射された破壊光線。
活動停止中でも飛行物体を無差別に破壊し、さらに長い長い尻尾の先から出される熱線放射。
遠くから見た都心の破壊シーンは、凄まじい恐怖しか感じられない。
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しかもエンディングの尻尾のどアップで判明する、尻尾から見える骨は?
あれはゴジラなのか?ゴジラ人間なのか?
劇中、ゴジラは一個体だけでなく、さらに進化する恐れがあるようなことを言っていた。
今回はニッポン人の英知を結集したヤシオリ作戦によって、かろうじてゴジラの動きを止めることができた。
しかし、それでも死んだと言う確約はない。
そして上述の尻尾の存在。
もしかしたら続編もありえるかもしれないですね。
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今回はゴジラは完全CGと言っていたが、東京駅周辺の高層ビルの破壊とか、どこまでが特撮でどこからがCGなんだろうか?
巨神兵のときに、熱線でドロドロに溶けたビルや、熱線によるキノコ雲は特撮で表現したということだったが、その辺のウラ話もそのうち出てくるのだろうか?
うん、それにしても、こんなゴジラを見せつけられると、今後の特撮監督は厳しいだろうなぁ。
本作を超える特撮映画は中々出てこないだろう。
ということで、あまりネタバレで無いですが、興奮冷めやらぬレビューでした。
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