『シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| EVANGELION3.0+1.0 THRICE UPON A TIME』2回目 ネタバレ注意
公式から感想をとのことだったので、
自分の気持ちの整理をつけるためにも、書き込みます
ネタバレしますので、お気をつけ下さい
さて、当ブログ記事にて初見を書きましたが、庵野カントクの再生のための映画でもあったようで、
無事完走できたことに、TV版最終回のように「おめでとう」と言いたいです
旧劇場版では、カントク自身が鬱々とした心情だったのか、
オタクを毛嫌いするような作風?と「終劇」を見たときのなんとも言えない気持ちは、
何度も見直しても、晴れ晴れとしない、モヤッとした印象が強かったです
そして「エヴァンゲリオン」を再構築するとして「ヱヴァンゲリヲン」が作られたのですが、
序(2007;当ブログ記事)、破(2009;当ブログ記事)、Q(2012;当ブログ記事)と、
当初はTV版のリメイクぽい内容だったけど、序からカオルが登場するし、破で新キャラ マリ の登場と、3号機の悲劇はトウジでなくアスカに起こっているし、
さらにQではサードインパクトが起こった後の話で、前の2作と繋がっていないようにも見えて、全く話が読めなかったです
で、シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
Qでは全く触れられなかったトウジやケンスケの消息
シンジをはじめとするチルドレンの救済
ネルフと決別したヴィレとミサトたちの背景など
あのQの世界の謎が次々と解けていきました
さらに本作では、TV版や旧劇場版、漫画版に対する答えも用意されていて、
旧劇場版で救われなかった自分が救われた気がしました
「終劇」の2文字を見た途端に、晴れ晴れとした気持ちと、
庵野カントクお疲れ様でしたと、素直に思えました
そして2回目
落ち着いて物語を噛みしめたのですが、
本作はシンジの成長と碇ゲンドウの救済、
アスカと旧劇場版のラストに対する解答、カオルの役目、加持やミサトのこと、綾波の旅立ちなど、エンディングに相応しい内容でした
さらに、TV版のタイトル「新世紀 NEON GENESIS」に対する解答もあり、
「さよなら全てのエヴァンゲリオン」というコピーに対する解答でもありましたね
そしてBGM、劇中歌
ユーミンの〇〇→宇多田ヒカルの主題歌の順番は最高ですね
旧劇場版の時の「死」を予感させるような唄では無く、本作にしっかり合っていて、
最後は目元が熱くなってしまいました
あれ?
そういえば、破で出てきた新キャラ マリ について触れてませんでしたね
このマリと冬月の存在は漫画版の解答でもあり、
そしてシンジの成長には欠かせないキャラになりました
そのためにマリをあえて登場させたのでしょうかね
結論として、シン・エヴァンゲリオン劇場版:||は事実上のエヴァの最終話
これ以上の結末は無いでしょう
これで終わりっていうのも、ちょっと寂しい所もありますけどね
長い間お世話になりました
でも、これで終わりにはならないでしょうね
色々な商品展開だけで無く、スピンオフなどもありそうですな
「まだだ、まだ終わらんよ!」
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