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カテゴリー「書籍・雑誌」の記事

2013年9月16日 (月)

『GALAXY EXPRESS 999 ULTIMATE JOURNEY(上下巻)』

今、万感の想いを込めて汽笛が鳴る

 
万感の想いを込めて汽車が行く…
Uj999
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あの松本零士大先生様のライフワークとも言える「銀河鉄道999」の完結編とも言える本作。
999のエターナル編で消滅した太陽系を復活させるために、惑星エターナルを目指して旅立つ鉄郎とメーテル。
そこに「キャプテンハーロック」「クイーンエメラルダス」「1000年女王」「ヤマト」「まほろば」「スタージンガー」「ダンガードA」と言った過去の松本キャラ総出演みたいな感じのごちゃ混ぜ作品です。
 
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最近の松本作品は999エターナル編を中心に、長編・短編といろいろな松本作品が次々と投入され、最後には一つの所に向かっていくとの、壮大な大風呂敷が敷かれw、いつになったら完結するんだろう?と思っていました。
 
何せ松本大センセは75歳。
やれ日本宇宙少年団の理事長やらビッグバンとかいう博物館の館長やら、いろいろとお忙しいようで、999の大風呂敷を広げたまんまで新連載作品も中途半端。
 
いい加減、風呂敷を畳んでくれ、と常々思っていました。
 
ところが!
 
そこにエクスカリバーさん情報で999の同人小説があるとのこと。
(エクさんのページはコチラ)
で、先のような方々が登場していると言うことで、読んでみたいなぁと思っていたら上下巻で発売されるとのこと。
 
近所の書店では売ってないので、ネットなどで何とか探しました!
 
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で、先ほど読了。
 
作者は和智正喜氏ということで、もし分けないがよく知りません。
ところが、監修松本零士!ということで、大センセのプロットを元に和智氏が書き上げたとのこと。
 
松本零士大先生様、申し訳ありませんでした。
 
完結に向けて動いておられたのですね。
感服しました、ハイ。
 
内容はコレで良いのか?と思う部分が多々ありますが、それでもあの大風呂敷を良くまとめたなぁ、というのが一番の感想です。
 
確かに最近の松本作品は、何でもかんでも999を絡めて何がしたいんだろう?って印象が強かったです。
でも、999の鉄郎とメーテルの旅に、もともと映画版で良く絡んでいたハーロックやエメラルダス以外のヤマトやまほろば、ニーベルングの神々、ダンガードAやスタージンガー、ワダチなどの短編などをうまく絡めて、読み応えがある小説になっていました。
 
欲を言えば、30年以上も続く本作ですから、小説ももう少しゆったり感が欲しかったのと、大センセの絵で見たかったことですが、それでも遠く時の輪の接するところでメーテルと鉄郎が出会い、二人で旅立っていったラストが嬉しかったです。
 
和智氏ありがとう!
 
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ワタシは小2の頃に親父から漫画原作の単行本を買って貰ってから999にのめり込み、1999年頃に「20年来のファン」というHNで「999いろはカルタ」なるファンサイトを作り、前述のエクスカリバーさんはじめ色々な方と仲良くさせていただきました。
 
そんなワタシにとって999の完結編には、感慨深いものがあります。
 
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最後に…
 
先月「松本零士ぴあ」なるムック本が出版され、その中に本作と、本作中に出てきたまほろばを中心にした大銀河の艦隊戦を描いた新作アニメが紹介されていました。
 
この新作は来年公開とのことですが、どうなりますやら。

2013年8月24日 (土)

2013.8.23 深海展と旧小学館ビル

昨年、ダイオウイカが生きたまま撮影されたことをご存じだろうか?

NHKスペシャルでも放映されて興奮したモノである。
 
最近、潜水艇の発達により深海での撮影と、生物の採集に成功しており、様々なことが解析されてきた。
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今回の国立科学博物館の特別展は『深海』ということで、様々な生物標本やしんかい6500を始めとする友人無人の潜水艇、そして生きたまま撮影されたダイオウイカを始めとするたくさんの生物の映像がこれでもかと展示されている。
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確かに深海の生物はほとんど死んでいて標本でしか見ることが出来ない。
展示されている標本もホルマリンなどに漬けられている。
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だが、それでも地上付近の生物と異なる性質の生物の姿は、見るだけで魅了されてしまう。
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写真にもあるように水圧の力は凄まじい。
だからこそ宇宙に行くより難しいのかもしれない。
ああ、しょーこタンが羨ましい。
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そういえば、科博ではあの「はやぶさ」が持ち帰ってきた「小惑星イトカワ」の微粒子が常設展示されています。
顕微鏡で覗かないとわかりませんし、持ち時間はひとり1分ですが、見る価値はあると思いますよ。
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で、折角なので上野から電車を乗り継いで神保町は旧小学館ビルに行ってきました。
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8/24&25に整理券を貰えば建物の中に入って見学できるそうですが、都合が合わないため、この日になりました。
 
で、この小学館ビルがなんで話題になっているかというと、取り壊す前に漫画家のみなさんがビル内の壁に落書きしたからなんですね。
昔の漫画家の梁山泊「トキワ荘」に倣ったとか。
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しかし8/24になって建物の地下1階から6階まで落書きがあると聞いて、行って見たかったなぁ、とつくづく思ったのでした。
 
今度HPで公開されるそうなので、その時を楽しみにして待ちます。はい。

2010年2月15日 (月)

いろいろ

ここ最近、本を読んだり、映画を見たりのレポが書けなかったので、ちょっとまとめて書いてみます。

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まずは『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』

これは朱川湊人氏の手によるウルトラマンメビウスのノベライズ版である。
朱川氏は直木賞作家だそうだが、メビウスTV版の脚本を3本担当しているそうで、その話を少しいじっている。
TVでメビウスの正体がヒビノミライであることがGUYSメンバーに知られた後の話で、一人の見習い隊員ハルザキの視点から描かれている。

ある事件をキッカケに異星人嫌いになった見習い隊員ハルザキが、メビウス=ミライやGUYSメンバー、そしてメイツ星人との接触を経て、ウルトラマンや他の宇宙生命体の無償の厚意を信じるようになっていく...


内容は確かにウルトラマンなのだが、所々に昭和のウルトラシリーズが伏線として貼られているので(TV版もそうなのだが)、結構読み応えのあるSF小説となっている。
読み出したら一挙に読んでしまった。

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続いて『警視庁から来た男』


昨年、『笑う警官 THE LAUGHING POLICEMAN』という映画を見たが、その原作である佐々木譲の「道警シリーズ」第2弾の小説。
内容はやはり北海道警察を舞台に、今度は人身売買事件と、闇世界と警察の大癒着を軸に、「笑う警官」で裏金事件をうたった警官津久井と警視庁の監察官がタッグを組み、闇世界と警察の癒着を洗っていく。
並行して「笑う警官」の主人公であった佐伯刑事は人身売買事件を追い、2つの事件がやがて繋がって行く...


この作品も結構読ませる。
前作の「笑う警官」も二転三転するストーリーに飲み込んでいったが、本作ものめり込んでしまった。

続編が第四弾まで出ているのだが、まだ文庫本になっていないので、早く文庫本が出版されることを願っている。

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次は映画『オーシャンズ』

以前、「ディープ・ブルー」という海洋生物ドキュメント映画が封切られたが、そのスケールと映像の凄さに圧倒され、DVDはスペシャル版で購入してしまった。
多分、本作も購入すると思うのだが、前作を「陽」とするなら本作は「陰」の印象が否めない。

海洋生物の貴重な映像の数々に加え、海洋汚染やクジラやサメの乱獲映像が、見ていて痛々しい。
途中、クジラ漁の映像は、JAPANバッシンク?と思ってしまった。

でも、やはりこれでもかと言うぐらいの圧倒的な海洋生物の神秘的な映像は必見の価値アリだと思う。

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最後は『ゴールデンスランバー』

「お前オズワルドにされるぞ、逃げろ!」
友人にこう切り出されて、何のことか分からないうちに爆発音が起こり、首相が暗殺された。
心当たりがないのに犯人扱いされ逃げまどう主人公青柳(堺雅人)。

周到に用意された首相暗殺の犯人としてでっち上げられるが、青柳がこんなことするはずがないと信じる友人・知人の助けと、そして通り魔殺人犯の気まぐれで警察から逃れ、TV局と接触しようとする。
青柳は自分は犯人ではないと生中継で訴えようとするが、果たして成功するのか?


ある意味、突拍子もない設定だが、見ているうちにハラハラドキドキ、次はどうなるんだろうか、とのめり込んでしまった。

でも、一番は「びっくりした?」がびっくりした。
あまりにもご都合主義のような気もするが、おもしろかった。

最後はちょっと心苦しい結末だったけどね。

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2010年に入ってから一ヶ月ちょっと。
あまりにも色々なことがありすぎました。
自分の生徒の入試と職場の入試、部活の試合と重なりまくり、一ヶ月の間休みナシだった。
流石に試合が終わった直後は疲れがどっと出てきた。

もうすぐ卒業式もあるし、あともう少しだな、踏ん張りどころはね。

2009年3月 9日 (月)

残念 WBC

今日のWBCの第一ステージ最終戦、日本対韓国は1-0で負けちゃいました。

今日もイチローを始めとする打線が湿ってましたね。


でも、第二ステージは進出なので、連覇に向けてガンバレ日本!

2008年12月31日 (水)

『K-20 怪人二十面相・伝 』

正義の探偵 明智小五郎と弟子の小林少年率いる少年探偵団と義賊?怪人二十面相の対決を描いた「少年探偵団」シリーズ。 皆さん読んだことがあると思いますが、本作はそこに怪人二十面相に騙されて二十面相に仕立てあげられてしまうサーカス団員遠藤平吉(金城武)が、無実を証明しようと悪戦苦闘する姿が描かれます。 第二次大戦を回避し戦争がなく極端な階級社会という設定の日本で、探偵と怪盗の対決に二十面相に騙される青年が絡み、仲間の助けで二十面相に匹敵する能力を持つようになり、やがては自分が怪人二十面相になってしまいます。 そして、明かされる二十面相の正体は!? ------ 明智探偵の婚約者という華族の令嬢(松たか子)もコミカルだし、アクションとCGも楽しめました。 でも、この作品の原作は「少年探偵団」でなく、北村想著の「怪人二十面相・伝」なんだそうな。 確かになぁ、ナットク。 もし「少年探偵団」シリーズだったら、怪人二十面相の正体があの人だとまずいよねぇ。

2008年9月15日 (月)

『下町風俗資料館』

『下町風俗資料館』
科博を出た後で不忍池で一杯引っかけてから、ついでに寄ってみました。

昭和30年代というよりは戦前の印象が強いですが、下町の街並みが再現されてます。

今日は特別展として子どもの昔の遊びを特集してました。
メンコ、すごろく、竹馬、グリコのおまけなどなどが展示されていました。

昔の「少年倶楽部」という雑誌を見ていた年配の方が、「小学校の時に100円だった」と話していて、いつ頃のことかな?と思いました。

写真はパンフにあったメンコです。
時代を感じますねぇ。

2008年8月 3日 (日)

赤塚不二夫先生死去

かねてから病気療養中だった赤塚不二夫先生が、昨日亡くなられた。

「天才バカボン」や「おそ松くん」、「ひみつのアッコちゃん」などギャグ漫画から少女漫画まで、いろいろな作品を世に送り出した。

その作品から生まれたバカボンのパパやイヤミ、ニャロメ、レレレのおじさんなどのキャラは作品を超えて親しまれている。

さらに赤塚先生自身も面白くTVにも登場し、タモリを見いだしたりと、多才な漫画家であった。

故・手塚治虫大先生に憧れて漫画家になった「トキワ荘」のメンバーがまた一人鬼籍に入ってしまった。

ご冥福をお祈りします。

2006年8月24日 (木)

『スーパーマン リターンズ』

遅くなりましたが、20日に見てきました。

オープニングのお馴染みのテーマが流れたときは、おお!と感激しました。

また、新スーパーマン役のブランドン・ラウスやレックス・ルーサー役のケビン・スペイシーもまあ合格点です。

特撮というかCGというか、スーパーマンの超能力の描写も、ここ数年のヒーローもののごとく、及第点と言えましょうか。

惜しむらくはストーリー。

あの彼(ネタばれになるから書きませんけど)の扱いをもう少しクローズアップしても良かったよなぁ。

パンフ見ても全然書いてないし。

そこまで隠匿しておく内容なんでしょうかねぇ。

ま、エンディングには、なるほど~と思いましたけどね。

ちなみにストーリーは、

 「故郷クリプトン星の残骸を見つけに旅立ったスーパーマンが5年ぶりに地球に帰ってくるところから始まる。

 スーパーマンは黙って旅立ったようで、恋人ロイスは1児の母となり、宿敵のルーサーもまた暗躍していた…」

でもね、スーパーマン、あんたいきなり旅立っちゃいかんでしょう。

そりゃ振られますよ。

エンディングには旧スーパーマンのクリストファー・リーブとその妻に捧ぐと挙げてあった。

本作ならばクリストファー・リーブも合格点を出すと思うのですが、皆さんはいかがでしょうか?

ちなみに、20日の夜に旧スーパーマンの一作目がTVでやっていた。

オープニングやスーパーマンと父親のエピソードを見たときに、新作は旧作のオマージュなんだと実感しました。

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